**=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====* ◆◇◆ めるまが 食加研 ◆◇◆ 第16号(H21.1.27.) ○ 北海道立食品加工研究センター ○ >>>> http://www.foodhokkaido.gr.jp/ *=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*  食品加工研究センター(食加研)は、食品工業の発展を真摯にサポートする 皆さまのための試験研究機関です! ◇メールマガジン配信のご登録を受付けています。 <<ご登録のリンク先>>  >>>> http://www.foodhokkaido.gr.jp/news/annai_mailmag.pdf <<「めるまが 食加研」のバックナンバー>> >>>> http://www.foodhokkaido.gr.jp/news/index.html ────────────────────────────────── ◆◇◆ 目 次 ◆◇◆ 【1】研究員からの技術情報 =連載=    ◇第20話 ボールミル処理による馬鈴薯でんぷんの改質技術     ◇第21話 ヨーグルト・ペーストの開発  【2】イベント情報    ◇食品品質管理講習会の開催        ◇移動食品加工研究センター in 帯広 の開催 【3】お知らせ    ◇北海道経済部産業振興課より     「食の安全・安心セミナー」開催のご案内       ◇北海道経済部産業振興課より     「食と健康と観光フォーラム2009」開催のご案内    ◇北海道経済部産業振興課より     「平成20年度物流効率化セミナー」開催のご案内 ────────────────────────────────── 【1】研究員からの技術情報 ────────────────────────────────── ◆◇◆ 第20話 ボールミル処理による馬鈴薯でんぷんの改質技術 ◆◇◆  馬鈴薯は、北海道の畑作における基幹作物のひとつで、私たちの日常 生活でなじみのある男爵やメークインをはじめ様々な品種が、生食用や 加工食品原料として利用されていますが、生産されている馬鈴薯の約半 分は「でんぷん原料」となっています。  馬鈴薯でんぷんは、コーンスターチや甘藷、小麦でんぷんなど他ので んぷんとは異なる馬鈴薯でんぷん特有の性質を持ち、その特性を活か した固有用途として、水産練り製品、麺類、菓子類などの各種加工食品 に利用されています。  しかし、食品に対するニーズの多様化に伴い、各種加工食品に用いら れるでんぷん原料にも、従来とは異なる特性が求められ、物理的あるい は化学的な処理による、いわゆる「加工でんぷん」が開発・実用化されて います。  このような背景のもと、私たちは、馬鈴薯でんぷんの新たな用途拡大の 可能性を探るため、粉砕機の一種であるボールミルを用いて、機械的エ ネルギーを馬鈴薯でんぷんに加えることによる改質を試み、その特性変 化と用途について検討しました。  その結果、以下のような性質の変化に関する知見が得られました。 (1)粒子形状はややつぶれた状態となり、粒度分布はわずかに大きくな る。また、粉体としての流動性が向上する。 (2)結晶構造が変わり、加水や加熱なしで糊化状態となる。 (3)水、油などの吸液性が増大する。  流動性が向上すると、ハンドリング性が良く扱いやすい粉体材料となり ます。また、糊化状態へと変化した結果、粉体としての結着性が増加す る傾向が認められました。これらの特性は、錠剤様食品などの基材とし ての用途に適していると考えられました。また、吸液性の増大は、液状物 質の吸着担体として利用できる可能性が考えられました。  以上、ボールミル処理した馬鈴薯でんぷんの特徴を簡単に紹介しまし たが、その他にも「こんな用途にはどうだろうか?」など、ご意見やアイデ アがありましたらお気軽にご連絡いただければと思います。 <<詳しいリンク先>> >>>> http://www.foodhokkaido.gr.jp/news/note/jyohou_090126-potato_starch.pdf <<お問い合わせ先>> ◇北海道立食品加工研究センター 応用技術部プロセス開発科  清水 英樹  TEL 011−387−4126 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◆◇◆ 第21話 ヨーグルト・ペーストの開発 ◆◇◆  食加研には道内企業の方々から多くの相談が来ますが、今日はその中 から共同研究へ発展し、商品化へ結びついた事例をご紹介します。サツ ラク農協から「ヨーグルトを原料とした洋菓子の素材を作りたい」と相談が あったのは、2004(H16年度)のことです。  ヨーグルトは爽やかな酸味を持つ清涼感のある食品ですが、洋菓子へ 利用する場合には、いくつかの問題がありました。水分が80〜90%と高い ため、ホイップクリームへ添加した場合にはスポンジなどの生地に水分が 移行してしまいます。また、ヨーグルトには乳酸菌が含まれているため、発 酵の進行に伴い酸味が強くなり、風味を変化させてしまいます。そこで、ヨ ーグルトを濃縮して砂糖を加えたところ、とても濃厚でかつ清涼感のある 試作品が出来ました。  その後、2007(H18)年度に共同研究へ発展、製造条件を確立し、共同 特許を出願しました。翌年にはスケールアップ試験を行いラインでの製造 方法について検討を行いました。そして昨年、サツラク農協に濃縮装置が 導入され、現在は製造ラインを用いた最終段階の試作を行っています。  ペースト状のこの製品は、道産牛乳100%のヨーグルトを減圧濃縮して製 造しており、濃厚な風味が特徴です。低温で濃縮しているため変色がほと んどなく、ヨーグルトそのままの乳白色をしています。乳酸菌を殺菌してい るため、他の素材と混ぜても風味が変わることがありません。また、原料 はヨーグルトと砂糖のみを使用、更に冷凍保存が可能です。  そのまま固めてヨーグルトケーキに、生クリームと混ぜてヨーグルト風味 の爽やかなワッフルやシュークリームに、ゼリーを作ってカップケーキの アクセントに、ドレッシングやスープなどの料理に、幅広い利用が考えられ ます。ピュアブランの商品名で間もなく発売予定です。ご期待下さい。 <<詳しいリンク先>> >>>> http://www.foodhokkaido.gr.jp/news/note/jyohou_090126-yoghurt_paste.pdf <<お問い合わせ先>> ◇北海道立食品加工研究センター 応用技術部プロセス開発科  河野 慎一  TEL 011−387−4126 ────────────────────────────────── 【2】イベント情報 ────────────────────────────────── ◆◇◆ 食品品質管理講習会の開催  ◆◇◆  食品企業のみなさまに向けて、食品の品質・衛生管理技術の向上を図 るため、食品品質管理講習会を開催します。醸造技術を中心とした食品 製造等をする上で、役立つ内容となっておりますので、多数の皆様のご 参加をお待ちしております。 ○日 時  平成21年2月13日(金)13:00〜16:00                     (受付12:30〜13:00) ○場 所  北海道立食品加工研究センター研修室          (江別市文京台緑町589−4) ○内 容    ・「食酢製造における品質管理技術について」   講師/株式会社ミツカングループ本社中央研究所                    チームリーダー   赤野裕文氏  ・「小規模醸造蔵における数種類の醸造物(酢・みりんなど)の醸造管理技術について」   講師/田中酒造株式会社 製造部長・杜氏  高野篤生氏 ○参加料  無料 <<詳しいリンク先>> >>>> http://www.foodhokkaido.gr.jp/kosyu-kai/09.02.13hinsitukanri.pdf <<お問い合わせ先・申し込み先>> ◇北海道立食品加工研究センター 企画調整部技術情報科   中川・中野   TEL 011−387−4114 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◆◇◆ 移動食品加工研究センター in 帯広 の開催 ◆◇◆  当センターでは、函館市と帯広市で、「移動食品加工研究センター」を 開催します。当センターの活動の内容や新たなビジョン、研究成果を説明 するとともに、研究員による個別技術相談、現地技術支援を行いますの で、食品企業の皆様をはじめ、地域の新しい食品づくりに取り組む多くの 方々の参加申し込みをお願いします。 ○日 時  平成21年2月24日(火)14:00〜17:00                  25日(水) *現地技術支援 ○場 所  十勝支庁 会議室A・B (帯広市東3条南3丁目) ○内 容  (1)セミナー          ・食加研における研究、技術支援の状況について          ・過熱水蒸気処理技術に関するセミナー         (2)研究成果のパネル展示         (3)過熱水蒸気処理製品等の試食         (4)個別技術相談の実施 ○参加料  無料 <<詳しいリンク先>> >>>> http://www.foodhokkaido.gr.jp/kosyu-kai/idou09.02.24obihiro.pdf <<お問い合わせ先・申し込み先>> ◇北海道立食品加工研究センター 企画調整部   主査(研究普及) 関口 ────────────────────────────────── 【3】お知らせ ────────────────────────────────── ◇北海道経済部産業振興課より ◆◇◆ 「食の安全・安心セミナー」開催のご案内  ◆◇◆  道内食品製造業者の方を対象に、「JAS法」に基づく食品表示の適正 化や、「食品衛生法」に基づく衛生管理の徹底など、食の安全・安心に焦 点を当てたセミナーを次のとおり開催しますので、是非ご参加ください。 ○開催日時及び場所 (札幌) 平成21年2月5日(木)14時〜16時      札幌エルプラザ 3階ホール(札幌市北区北8条西3丁目) (旭川) 平成21年2月18日(水)14時〜16時      北海道上川支庁 3階 講堂(旭川市永山6条19丁目) (北見) 平成21年2月12日(木)14時〜16時      北海道立北見高等技術専門学院 講堂(北見市末広町356−1) (帯広) 平成21年2月10日(火)14時〜16時      北海道十勝支庁 3階 講堂 (帯広市東3条南3丁目) ○主 催  北海道、農林水産省北海道農政事務所 ○参加費 無 料 <<詳しいリンク先>> >>>> http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/ska/syouhi/indexjas.htm <<開催要領>> >>>> http://www.pref.hokkaido.lg.jp/NR/rdonlyres/C526A8F4-10BD-4F68-B082-B754CB0BABE5/0/kaisaiyouryou.pdf <<申込用紙>> >>>> http://www.pref.hokkaido.lg.jp/NR/rdonlyres/B3BCB2BB-9919-4615-84D4-1B7B3199B466/0/sankamousikomi.pdf ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◇北海道経済部産業振興課より ◆◇◆ 「食と健康と観光フォーラム2009」開催のご案内  ◆◇◆  北海道では、スギ花粉フリーな環境や森林療法など北海道の自然環境 を活かした健康づくりがはじまっています。また、免疫バランスの調整作 用が示された幻の黒大豆『黒千石』や抗がん作用・血圧降下作用がある ガゴメコンブをはじめとした健康づくりの有用な農水産物があります。  フォーラムでは、医科学や栄養学の第一人者、道産食材の可能性に期 待をかける生産者、食品加工の専門家、そして地域住民の健康づくりと ヘルスツーリズムを実践する自治体が一同に会して意見交換を行います。 ○日 時  平成21年2月1日(日)13:30〜17:00 ○場 所  北海道庁赤レンガ庁舎2階1号会議室 <<詳しいリンク先>> >>>> http://www.pref.hokkaido.lg.jp/NR/rdonlyres/065D3B6B-DDE5-453E-BB37-9129FA96BF26/0/090201tirasi.pdf <<お問い合わせ先・申し込み先>> ◇北海道経済部商工局産業振興課 バイオ・新産業グループ   TEL 011−231−4111(内線26−266、26−253) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◇北海道経済部産業振興課より ◆◇◆ 「平成20年度物流効率化セミナー」開催のご案内  ◆◇◆  北海道経済産業局では、2月17日に「平成20年度物流効率化セミナ ー〜荷主企業と物流事業者の連携・協働によるグリーン物流の推進〜」 を開催します。  本セミナーでは、荷主企業と物流事業者の連携・協働による、グリーン 物流推進への動きをなお一層加速させることを目的に、グリーン物流に 取り組む意義や取組事例などを紹介します。 ○日 時  平成21年2月17日(火)13:30〜16:30 ○場 所  大学共同利用施設ACU[アキュ] 中研修室L         札幌市中央区北3条西4丁目 日本生命札幌ビル5階 ○主 催  経済産業省北海道経済産業局 ○後 援  国土交通省北海道運輸局 ○協 力  北海道、札幌市 など  <<詳しいリンク先>> >>>> http://www.hkd.meti.go.jp/hokir/h20butsusemi/index.htm <<申込用紙>> >>>> http://www.hkd.meti.go.jp/hokir/h20butsusemi/leaflet.pdf <<お問い合わせ先・申し込み先>> ◇平成20年度物流効率化セミナー事務局((株)プロセスユニーク内)   FAX 03−6226−6847  E-mail butsuryu@p-unique.co.jp ────────────────────────────────── -//////////////////////////////////////- ◆◇◆ 編集発行 ◆◇◆ 北海道立食品加工研究センター  企画調整部技術情報科  TEL:011−387−4114  FAX:011−387−4664 E-mail : magazine@foodhokkaido.gr.jp (迷惑メール防止のため、全角文字で表示しています。  メールアドレスは、半角文字で入力してください  ) -//////////////////////////////////////-