*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====* ◆◇◆ めるまが 食加研 ◆◇◆ 第11号(H20.11.12.) ○ 北海道立食品加工研究センター ○ >>>> http://www.foodhokkaido.gr.jp/ *=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*=====*  食品加工研究センター(食加研)は、食品工業の発展を真摯にサポートする 皆さまのための試験研究機関です! ◇メールマガジン配信のご登録を受付けています。 <<ご登録のリンク先>>  >>>> http://www.foodhokkaido.gr.jp/news/annai_mailmag.pdf ────────────────────────────────── ◆◇◆ 目 次 ◆◇◆ 【1】研究員からの技術情報 =連載=    ◇第11話 小豆からお酢を作る      ◇第12話 エゾシカ肉を食べてみませんか?  【2】イベント情報   ◇第22回 北海道技術・ビジネス交流会(ビジネスEXPO)に出展します! 【3】お知らせ   ◇北海道 経済部 産業振興課 より    「過熱水蒸気処理技術についての講習会」のご案内   ◇北海道 経済部 産業振興課 より    食の安全・安心「食品産業トップセミナー」開催のご案内 ────────────────────────────────── 【1】研究員からの技術情報 ────────────────────────────────── ◆◇◆ 第11話 小豆からお酢を作る ◆◇◆  多くの人が小豆と聞くと、餡、あんパン、おはぎ、羊羹、赤飯などが思い 浮かぶと思います。小豆を使った食品は多いですが、ほとんどが小豆の 加工品である餡が利用されています。小豆は約70%が餡に加工され、お 菓子やいろいろな食品の原料などになっています。近年、和菓子の需要 の低下や加糖餡の輸入などにより国産小豆の需要は低下しており、新た な用途の開発が必要となっています。  小豆の成分の約半分がでんぷんです。でんぷんが有ればお酒やお酢を 作ることが出来るのですが、これまで造られることはありませんでした。そ の大きな理由は、小豆が餡になることなのです。小豆が餡になる時、でん ぷんは熱で変化したたんぱく質の膜に覆われてしまいます。この状態を餡 粒子と言います。餡粒子は醸造で用いられる麹の作用を受けづらく、従来 の方法ではお酒やお酢の原料とすることが出来ないのです。  小豆からお酒を造るためには、餡粒子を崩壊させ中にあるでんぷんを ぶどう糖に変える必要があります。このブドウ糖を酵母がアルコールに変 えることでお酒になります。お酢はさらに、お酒を酢酸菌で発酵することに より造られます。  当センターと(株)丸勝は小豆からお酢を作る共同研究を実施し、餡粒 子の分解方法、アルコール発酵及び酢酸発酵の検討を実施して、小豆 からお酢を造る方法を見出しました。本醸造方法によって開発されたお 酢とその製造方法は特許として登録され、世界的にも珍しい「あずき酢」 が商品化に至りました。本技術は、金時豆、白いんげん豆、ながいも、 かぼちゃにも応用され、これらを原料としたお酢も商品化されています。 <<詳しいリンク先>> >>>> http://www.foodhokkaido.gr.jp/news/note/jyouhou_081111-vinegar.pdf <<お問い合わせ先>> ◇北海道立食品加工研究センター 食品バイオ部発酵食品科   田村 吉史   TEL 011−387−4122 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◆◇◆ 第12話 エゾシカ肉を食べてみませんか? ◆◇◆  エゾシカは、明治初期の大雪と乱獲によって一時、絶滅寸前にまで激 減しましたが、保護政策や土地利用の変化、暖冬などによりその生息数 を徐々に増やし、それに伴って道東地域を中心に農林業被害や交通事 故が急増しはじめ、ついに平成8年には林業被害が50億円を超えるほど の深刻な事態となりました。  このようなことから、道では平成9年以降、絶滅を回避しながら一定の 生息数を保つ適正な保護管理に努めてきました。しかし、一時減少傾向 にあったエゾシカの生息数ですが、それでも適正数には遠く、近年ではま た増加する傾向にあります。  そこで、道では平成17年度からエゾシカを有効資源として捉え、「エゾシ カ有効活用推進事業」に取り組み、産学官連携の検討委員会を発足し、 エゾシカの有効活用について、様々な面で検討を行ってきました。そして、 平成18年10月に「エゾシカ有効活用のガイドライン」を作成し、さらに肉の 利用に関しては「エゾシカ衛生処理マニュアル」を作成し、安心な食肉を 提供できる指針が示されました。すでにこれらのガイドライン、マニュアル に沿って取り扱われたエゾシカ肉が販売されており、今後はこれらのガイ ドライン、マニュアルを遵守していることが基本となって行くことでしょう。  さて、そのエゾシカ肉ですが、最近の知見では、エゾシカ肉は牛肉、豚 肉に比べ脂肪が少なく、鉄分が豊富であることが報告されています。簡 単に言えばヘルシーで体にいいというわけです。そのようなエゾシカ肉に ついて、当センターでも昨年からエゾシカ肉の品質と加工の研究に取り 組んでおり、その肉質や加工適正について明らかにするとともに、新たな 加工法の開発に取り組んでいます。フランスをはじめ、ヨーロッパでは狩 猟された野生動物の肉はジビエと呼ばれ、高級食材として珍重されてい ます。シカもそのうちの一つです。畜肉とは一味違ったエゾシカ肉を、ぜひ ご賞味ください。 <<お問い合わせ先>> ◇北海道立食品加工研究センター 食品開発部畜産食品科   山田 加一郎   TEL 011−387−4118 ────────────────────────────────── 【2】イベント情報 ────────────────────────────────── ◆◇◆ 第22回 北海道技術・ビジネス交流会(ビジネスEXPO)に出展します! ◆◇◆  道内最大級のビジネスイベントである北海道技術・ビジネス交流会に、 当センターも出展します。今回は、食加研が関与した発酵・バイオ技術 のパネル展示及び商品展示(計7件)を行いますので、ご来場をお待ちし ております。 ○ 日 時  平成20年11月13日(木) オープニングセレモニー 9:30                           10:00〜17:30                    14日(金)  9:30〜17:00 ○ 場 所  アクセスサッポロ(札幌市白石区流通センター4丁目3−55) ○ 主 催  北海道技術・ビジネス交流会実行委員会          (事務局 ノーステック財団) <<詳しいリンク先>> >>>> http://www.noastec.jp/business/ ────────────────────────────────── 【3】お知らせ ────────────────────────────────── ◇北海道 経済部 産業振興課 より ◆◇◆ 過熱水蒸気処理技術についての講習会 ◆◇◆  −オホーツク地域過熱水蒸気処理技術普及講習会− 過熱水蒸気処理技術は、100℃以上に加熱した高温ガス状の水蒸気 で、食品原料を加工するものあり、加工歩留やうまみを逃がさないなどの 効果があり、生産性や付加価値の向上が期待されています。  今回、「過熱水蒸気処理技術」の仕組みや活用メリット、具体的な活用 事例をご紹介しますので、多くの食品加工企業などの皆様のご参加をお 待ち申し上げます。   ○日 時:平成20年11月28日(金)  10:00〜12:15 ○場 所:オホーツク木のプラザ「研修室」        北見市泉町1丁目3−18(JR北見駅から徒歩5分)         рO157−25−1331 ○内 容      「過熱水蒸気処理技術の解説及び活用メリット」    北海道立食品加工研究センター  研究員    阿部  茂  「地元農水産物の活用による高付加価値化」    −食品企業の技術導入にあたってのポイントや留意点等−     株式会社グリーンパートナー     代表取締役 高田 清俊 氏  ※なお、来年1月〜3月に宗谷地域で同様の講習会を予定しています。 <<詳しいリンク先>> >>>> http://www.foodhokkaido.gr.jp/downloads/SHS-kitami.pdf <<お問い合わせ先・申込先>> ◇北海道 経済部 商工局 産業振興課 食品産業振興グループ   TEL 011−204−5337 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◇北海道 経済部 産業振興課 より ◆◇◆ 食の安全・安心「食品産業トップセミナー」開催のご案内 ◆◇◆  消費者の信頼回復に向けたコンプライアンスの取組みやHACCP手法 による 「衛生管理」をテーマとしてセミナーを開催しますので、是非ご参加 ください。   ○日 時    平成20年11月27日(木) 13:30〜15:30    ○場 所  第2水産ビル  8階 8BC会議室 (札幌市中央区北3条西6丁目) ○主 催 北海道、社団法人北海道食品産業協議会 ○参加料   無料 ≪詳しいリンク先≫ >>>> http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/ssg/sgs/kakou >>>> http://www.pref.hokkaido.lg.jp/NR/rdonlyres/1ED5E0E5-6F01-47A5-AE75-A37563807EAC/0/semina.pdf ────────────────────────────────── <<「めるまが 食加研」のバックナンバー>> >>>> http://www.foodhokkaido.gr.jp/news/index.html ◆メールマガジンへのご意見・ご要望等、研究に関するご要望やアイデアについて、  お聞かせ願えたらありがたく思います。 ◇このメールマガジンの内容について、無断での転送、転用することは、ご遠慮下さい。 -//////////////////////////////////////- ◆◇◆ 編集発行 ◆◇◆ 北海道立食品加工研究センター  企画調整部技術情報科  TEL:011-387-4114  FAX:011-387-4664 ◆メールマガジンへのご意見・ご要望等、  研究に関するご要望やアイデアについて、  お聞かせ願えたらありがたく思います。 ◇このメールマガジンの内容について、  無断での転送、転用することは、ご遠慮下さい。 E-mail : magazine@foodhokkaido.gr.jp (迷惑メール防止のため、全角文字で表示しています。  メールアドレスは、半角文字で入力してください  ) -//////////////////////////////////////-